はじめに
PythonでGUIを利用するには、GUIライブラリを利用することになるのですが、何種類か存在しているようでどれを使うか悩みどころです。
標準ではTkInterが付属されていて手軽に利用できそうですが、Kivyというライブラリが人気がある、Android、iOS、Raspberry Piでも動作する、これから勉強するので前提知識が無い といったわけで欲張りな私は色々な環境で動作するKivyを勉強していきたいと思います。
Kivyライブラリのインストール
Kivyライブラリは標準で付属していないのでインストールする必要があります。
ソース置き場と仮想環境作成
これまでと同様に D:\PyDev
配下にフォルダを作成します。
1.今回は、GuiKivy
フォルダにします。※エクスプローラを起動してフォルダを作成しました。
2.続いてコマンドプロンプトを起動(Windowsキー押してcmdと入力)して作成したフォルダに移動します。
3.仮想環境を作るため以下のコマンドを入力します。
python -m venv env
3.5 仮想環境を有効にします。※これを忘れずに。。。
env\Scripts\activate.bat
4.PIPを最新にします。
python -m pip install --upgrade pip wheel setuptools
5.依存関係をインストール(~120MB)
python -m pip install docutils pygments pypiwin32 kivy.deps.sdl2 kivy.deps.glew
python -m pip install kivy.deps.gstreamer
※MemoryErrorが出る場合は、上記コマンドの後ろに -no-cache-dir を付けると良いらしい
Python 3.5以降ではglewの代わりにangleをバックエンドで利用できるとのことなので入れておきます。
python -m pip install kivy.deps.angle
6.Kivyをインストールします。
python -m pip install kivy
7.サンプルも入れます。※サンプルは、env\share フォルダにインストールされます。
python -m pip install kivy_examples
8.サンプルを動かしてみます。
python env\share\kivy-examples\demo\showcase\main.py
このような画面が表示されればインストールは成功です。
画面上部の「Accordions」をクリックすると一覧が表示されいろいろな事が確認できます。
他にもサンプルがあるので動かしてみました。
python env\share\kivy-examples\demo\pictures\main.py
写真をドラッグして移動できます。右クリックすると赤い●が出現しドラッグすると拡大縮小や回転させることができます。
と、ここまでやって仮想環境を有効にしていなかった事に気がつきました。
(; ̄ω ̄;)やっちまった~
仮想環境を有効化して再度インストールしました。※上記手順(画像以外)は修正済みです。
おまけに
サンプルの中にcameraというのが有ったので実行してみるとエラーで起動できません。
python env\share\kivy-examples\camera\main.py
cv2モジュールが無いとかメッセージが表示されていたので、インストールしてみました。
python -m pip install opencv_python
再度、実行してみたところ起動できたのですが、とにかくものすごく遅い。
※giが無いとかも出ていたけどエラー出なくなったのは何か関係があるのだろうか。。。(謎)
一応キャプチャ画像はフォルダに保存されたけどカメラ映像の画面出力は遅くて実用化レベルでは無い感じです。
せっかくノートパソコンにWebカメラがついているのですから、別の方法を勉強していきたいと思います。
最後に
今回はサンプルを動かすところまでやってみました。
何か作品を作り上げたいものですが、何作ろうかなぁ
Webカメラ映像を表示して、顔認識とかやってみたいですね。
あとはドライブレコーダの映像から車のナンバー認識とかも。
機械学習なども必要になってきそうなのでいつになったら実現できるかわかりませんが、コツコツ勉強していきたいと思います。